今朝発表されたレジェによるケベック州選挙の最新世論調査が示す通り、同州はオンタリオ州やアルバータ州で現在導入されているような、規制されたiゲーミング市場の実現へ一歩近づいた。

9月9日、ケベック自由党は州の公務員制度を近代化する計画を発表した。その中には、アルコール、競馬、ゲーミング関連活動を管轄する州規制当局「レジー・デ・アルコール・デ・コース・エ・デ・ジュー」の役割を拡大する方針が含まれている。

自由党は10月5日の選挙で選出された場合、同規制当局に対し、州内で運営されるすべてのオンラインギャンブルプラットフォームを認可・監督する権限を与える意向を示した。同時に、広告や依存症予防、未成年者の保護に関する規則を課す構えだ。

iゲーミング改革を支持する自由党

自由党は、ギャンブル依存症に苦しむ人々への予防と支援を専門とする独立組織を設立する方針である。この組織の資金は納税者からではなく、業界からの拠出によって賄われる見通しだ。

また自由党は、ケベック州金融市場庁とレジーに対し、現在いかなる規制枠組みも存在しないままアクセス可能な「予測市場を取り巻く規制の空白を埋める」という共同の使命を与えるとしている。

ケベック党もラジオ・カナダのインタビューに対し、当選した場合には同様の措置を講じる考えを明らかにした。

世論調査で首位に立つケベック党

レジェの世論調査によれば、選挙戦はケベック党が優勢に転じた。投票先を決めた有権者の29%が同党を支持しており、自由党が23%、現政権であるケベック未来連合(CAQ)が21%で続いている状況だ。

CAQは民間競合他社に対して市場を開放しない姿勢を維持しており、公社であるロト・ケベックが州内での独占権を保持することを容認している。

同調査では、ケベック保守党の支持率も17%まで上昇した。

監視の目にさらされる予測市場

レジェの調査結果と自由党およびケベック党の発表は、オンタリオ州型のオンラインゲーミングモデルを推進してきたケベック・オンライン・ゲーミング・コアリションから歓迎された。

同コアリションは、DraftKings、Flutter、Entain、Betway、Bet99、Rush Street、Apricotといった主要事業者を代表する業界団体である。

「ケベック・オンライン・ゲーミング・コアリションは、選挙戦を通じてオンラインゲーミングの規制枠組みの近代化について議論する機会が生まれていることを嬉しく思う」と、同団体の広報担当であるアリアン・ゴーティエ氏は述べた。「各政党が示した立場は、ロト・ケベックとオンラインゲーミングを提供する民間企業の双方に等しく適用される明確なルールを確立することに対し、ケベック州内で幅広い合意が形成されつつあることを示している」

政治的転換を歓迎する業界

業界データによると、2026年のカナダ全土におけるiゲーミング市場のチャネライゼーション率(正規市場への誘導率)は、ケベック州の総市場規模が30億9000万カナダドル(約3,433億3,000万円)であることを示している。そのうち正規市場へ誘導されているのは27%にとどまり、73%が未規制の状態にある。結果として、23億ドル(約3,543億9,000万円)のゲーミング粗収益(GGR)が未規制市場へ流出している計算となる。

「ケベック・オンライン・ゲーミング・コアリションのメンバーは、これらの公約を現実のものとするため、政府当局や関係者と協力していくことを楽しみにしている」とゴーティエ氏は語った。