8月24〜25日にかけての攻撃で6施設が一時閉鎖、専門チームがフォレンジック調査を実施

HIT Groupは、サイバー攻撃で混乱したシステムの復旧を終え、スロベニア国内のカジノの営業再開を開始した。

このカジノ運営会社は、8月24日から25日にかけての夜間に攻撃を検知し、Perla、Park、Casino Drive-in、Mond、Korona、Casino Fontanaの6施設の閉鎖を余儀なくされた。ホテルは限定的なサービスながら営業を継続した。

地元メディアによると、この混乱はカジノのレジ業務に影響を及ぼし、一部の客はカフェで手書きの領収書を受け取ったという。ホテルのフロントデスクでも問題が発生した。

スロベニアとボスニア・ヘルツェゴビナでカジノやホテルなど観光関連事業を展開するHitは、事案検知直後から専門チームがフォレンジック調査を開始したと述べている。同社はまた、関係する政府機関への通報や、外部のサイバーセキュリティ専門家との連携によるシステム復旧にも取り組んだ。

8月28日付の更新情報で、同社はシステムが十分に復旧し、被害を受けたカジノの営業再開が可能になったとしたが、一部のゲーミング機能とロイヤルティシステムは依然利用できないとした。

HITは、6施設すべてが同時に営業を再開するかどうかは明らかにしていない。同社が他のシステムやアプリケーションの復旧を進める間、客が利用できるのは当初、一部のスロットマシンゲームに限られていた。

今回のサイバー攻撃により、HITの地上型ゲーミング事業の中核部分は数日間にわたり停止を余儀なくされた。一方、同社傘下のCasino LarixおよびHIT Alpineaは、この混乱の間も通常通り営業を続けた。

同社は攻撃の発生源や、データが漏えいしたかどうか、財務的な影響については明らかにしていない。月曜時点で、同社ウェブサイトの告知には、テーブルゲームとビンゴがまだ利用できないなど、限定的な営業を続けている旨が記載されたままだった。

「ITインフラとセキュリティの維持・強化は、今後も当社の開発における優先事項であり続ける」と、Hit経営委員会の議長を務めるサンディ・ブラタシェベツ氏は声明で述べた。