• そのカジノREITは、一部のシーザーズ物件で賃料カバレッジが低下していることを懸念していない
  • シーザーズ(Caesars)の買収候補者が、同社の買収にあたり物件所有者の同意を必要とするかどうかは不明である
  • その取引はGLPIにとって「中立的」なものになる可能性が高い

ゲーミング・アンド・レジャー・プロパティーズ (NASDAQ: GLPI) は、家主が所有するシーザーズ・エンターテインメント (NASDAQ: CZR) が運営する地域カジノの第1四半期の賃貸契約額の減少についてはあまり心配しておらず、不動産所有者は、カジノ大手の買収の可能性は同社の利益にとって中立である可能性が高いと述べた。

ゲーミング・アンド・レジャー・プロパティーズは、テナントであるシーザーズの買収可能性については中立的な立場を取っている。

VICIプロパティーズ(VICI Properties、NYSE: VICI)がシーザーズ運営のカジノが入居する不動産の所有と同義であり、同社のテナントであるシーザーズの施設では苦戦しているのに対し、ゲーミング・アンド・レジャー・プロパティーズ(GLPI)はシーザーズ系列の複数のゲーミング施設の不動産資産を保有している。今年最初の3カ月間、これらの物件の賃料カバー率は前年同期の1.77倍から1.69倍に低下したが、GLPIはあまり懸念していない様子で、不動産投資信託(REIT)である同社は、一部のシーザーズ地域施設の業績悪化の影響を、競合のVICIよりも小さく抑えられていることを示している。

「経営陣はカバレッジ(収益性)が依然として堅調だと考えており、過度に懸念してはいない。経営陣は第4四半期に一時的な要因がいくつかあったと指摘した。その中にはアトランティックシティ(Atlantic City)でのホールド率の悪化や、一部の客室改装が含まれる」と、トゥルイスト・セキュリティーズ(Truist Securities)のアナリスト、バリー・ジョナス氏は述べた。

同REITは、アイオワ州の2つのシーザーズ(Caesars)カジノの土地、ミズーリ州の1施設、トロピカーナ・ラフリン(Tropicana Laughlin)、そしてニュージャージー州アトランティックシティのボードウォークに面したトロピカーナ(Tropicana)の土地を保有している。

GLPIに影響を与えるシーザーズ買収の可能性

広く議論されてきたように、シーザーズは買収対象となっており、複数の入札者から追跡されていると報じられている。ただ、同社としてはティルマン・ファーティタ(Tilman Fertitta)との交渉を優先しているようだ。

ファーティタ氏はゴールデン・ナゲット(Golden Nugget)系列のカジノと関連不動産を所有しており、自身のカジノやホテルが立地する土地を所有することを好むとされる。しかし、それがシーザーズへの買収に動いていると報じられることを明確に思いとどまらせてはいないようだ。シーザーズが非公開化されることがゲーミング・アンド・レジャー・プロパティーズ(Gaming and Leisure Properties、GLPI)にどう影響するかは今後の見極めとなるが、同REITはこうした取引に対しておおむね中立的な見方を示した。

「この件についてシーザーズ(Caesars)との会話は比較的少なかったと思うが、同経営陣とは緊密な関係にある」と、GLPI(Gaming and Leisure Properties)のブランダン・ムーア(Brandon Moore)社長は金曜日のアナリスト向け電話会議で述べた。「そして、その取引が成立し、同経営陣が残るのであれば、全体として当社にとっては中立的な取引と見ている。何らかの好材料が生まれる可能性もあるが、そこを過度に懸念しているわけではない。ただし、当社のリースへの影響については、現時点では判断保留といえる」

ジョナス(Jonas)氏が指摘するように、シーザーズ(Caesars)の買収候補者がGLPI(ゲーミング・アンド・レジャー・プロパティーズ)の承認を必要とするかどうかは現時点では不明だが、買い手は同不動産投資信託(REIT)による「適格性(qualified)」の認定を受ける必要がある。

トロピカーナ・ラスベガスの最新情報

GLPIの決算説明会ではしばしば見られるように、かつてトロピカーナ・ラスベガス(Tropicana Las Vegas)が所在した敷地の運命も議論の対象となった。同REITはその土地を保有しており、バリーズ(Bally's)が同地のゲーミング施設の運営権を持っている。

近隣でメジャーリーグの野球場が進捗している中で、「バリーズは、どの程度まで手を広げるか、そしてそれをどう実行するかについて判断を下す時点に近づいていると思う」とムーア氏は電話会議で述べた。

ムーア氏は、GLPI(Gaming and Leisure Properties, Inc.)がトロピカーナ(Tropicana)用地に関してバリーズ(Bally's)へ1億2,500万ドル(約199億円)の資金調達コミットメントを有している一方で、そのパッケージが拡大するかどうかについては「今後判断されるべき事項だ」と指摘した。