DraftKingsは水曜日のフットボールシーズン開幕に向け、DraftKings Gamedayで勝負に出た。全米規模のキャンペーンとして無料のガソリン配布や著名人を起用した広告展開、慈善寄付が行われるほか、同社初となるスポーツブック、予想ゲーム、カジノを統合したプラットフォームを全米で展開する運びとなった。

このプロモーションは、スポーツベッティングが合法化されていないカリフォルニア、テキサス、フロリダ、ジョージアといった主要州で、州別の広告を展開するDraftKings Predictionsの推進に続く動きである。現在DraftKingsは全50州において、管轄区域ごとに異なるものの、スポーツベッティング、予想ゲーム、宝くじ、オンラインカジノのいずれかのサービスを提供している。

最高マーケティング責任者(CMO)のStephanie Sherman氏は、「DraftKings Sportsが全米のファンに利用可能となって初めて迎えるフットボールシーズンである。Gamedayはシーズン開幕を告げるとともに、限定オファーやプレゼント、忘れられない体験を全米で提供することで顧客を祝福するためのものだ」と述べた。

DraftKingsのダウンロード数が業界を牽引

この攻勢により、ワールドカップ以降のDraftKingsの勢いはさらに加速する見通しだ。

Stifelが引用したSensorTowerのアプリダウンロードデータによると、過去1カ月間でダウンロード数を伸ばしたのはDraftKingsとBetRiversのみとなっている。

DraftKingsのダウンロード数は前年同期比で約25%増加した。一方で他ブランドのアプリダウンロード数は減少しており、FanDuelに至っては50%近い落ち込みを見せている。

全米展開されるDraftKingsのスーパーアプリ

DraftKingsが全50州で全製品を提供できるのは、今シーズンが初めてである。ただし、スーパーアプリ上で各ユーザーに表示される内容は、州によって若干の差異が生じる。

例えばペンシルベニア州やミシガン州では、アプリを通じてDraftKings Sportsbook、DraftKings Casino、スポーツ以外の予測市場にアクセス可能だ。ニュージャージー州ではそれらに加え、17州で展開する宝くじプラットフォームのJackpocketも利用できる。

カリフォルニア、テキサス、フロリダ、ジョージアの各州ではスポーツベッティングが依然として合法ではないため、これらの州のユーザーは予測市場の全ラインナップを利用する形となる。

Gamedayの燃料配布とプロモーション

DraftKingsは再び、予想ゲームのみが利用可能な大規模州をターゲットに、各州1都市ずつ、計4都市で無料のガソリン配布を実施する。

  • アトランタ
  • ダラス
  • ロサンゼルス
  • マイアミ

5都市目として選ばれたのはデトロイトであり、同市はすでに同社がiゲーミングを提供している市場でもある。さらに、別途発表される場所において、プレゼント企画やコンテスト、インタラクティブな体験、特別ゲストの登場が予定されている。

スーパーアプリ内の全プラットフォームでも多様なオファーが用意されており、リリースによれば「フットボールシーズンの唯一の目的地」としてファンに提供される。

マーケティングの強化と慈善活動

DraftKingsはスターの力を借りてメッセージの浸透を図る構えだ。Kevin Hart氏とNick Jonas氏がアメリカ横断の旅に出る「Take Your Game Anywhere」キャンペーンが、テレビ、デジタル、ソーシャルプラットフォームで公開されている。広告では、ファンが各州でスポーツベッティングや予想ゲーム、オンラインカジノを楽しむ様子が描かれる。

マーケティング以外にも、プロモーションの一環として社会貢献を行う。同社のプログラム「DraftKings SERVES」は、退役軍人やその家族、介護者、遺族を生涯にわたって支援する非営利団体「Disabled American Veterans(DAV)」に対し、5万ドル(約799万円)を寄付する方針だ。

この資金は、負傷した退役軍人や障害を持つ退役軍人をVA(退役軍人省)の医療施設や診察予約先まで無料で送迎する、DAVの輸送ネットワークの支援に充てられる。