発表によれば、この商業契約により、3社はオンラインおよび実店舗のスポーツブックにおいてNFLの商標を使用可能となる。さらに、NFLドラフトやスーパーボウルといったNFLの主要イベントへの出展や、NFLが所有するデジタルメディア資産との統合も含まれる見通しだ。

3社はリーグが定める中核的なゲームの整合性ポリシーに合意した。これはスポーツベッティングに関するデータの共有や、責任あるギャンブルの推進に向けた連携を意味する。具体的には、審判の判定や選手の負傷に関する賭けなど、リーグが「不適切」と判断した賭けの禁止が求められている。

Fanaticsは公式オンラインカジノパートナーとしての役割も担う一方、DraftKingsはDFS(デイリーファンタジースポーツ)における独占的なパートナーシップを継続する。

NFLとの契約に関する各社のコメント

Fanatics Betting and GamingのCEOを務めるマット・キング氏は、NFLとのパートナーシップを商品販売以外にも拡大できることに「胸を躍らせている」と語った。

キング氏は「この契約は、Fanaticsを真のデジタルスポーツプラットフォームにするという我々のビジョンを裏付けるものだ。ファンが賭けやプレイ、そしてNFLとの交流を一つの場所で完結させ、ファン体験をかつてないほど向上させる」と述べている。

DraftKingsの最高マーケティング責任者であるステファニー・シャーマン氏は「フットボールシーズンに勝るものはない」と指摘し、NFLの重要性を強調した。FanDuelの社長であるクリスチャン・ジェネツキ氏は、今後も「ファンが試合を楽しむための新たな方法を模索し続ける」との方針を示した。

NFLの最高収益責任者であるレニー・アンダーソン氏は、3社すべてが「イノベーションとファンエンゲージメントに対する我々のビジョンを共有している」と評価した。

その他の不適切な賭け

リーグは「事前に知り得る情報」や「個人によって容易に操作され得る」賭けについても、不適切であるとの見解を示している。

これらは審判や負傷に関する賭けほど明確ではなく、解釈の余地を残すものだ。「事前に知り得る情報」という定義は、スーパーボウル終了時のゲータレードシャワーの色を当てる賭けなどを排除する可能性がある。各チームの最初の攻撃ドライブも通常は週を通じて台本化され練習されているため、それらのドライブ中のライブベッティングが禁止される公算が大きい。

また「個人によって操作され得る」という基準は、最も人気のある賭けの一つである一部の選手プロップ(個人成績を対象とした賭け)の廃止につながる懸念がある。