未成年者保護を強化、インフルエンサーやアフィリエイトの責任も拡大

ブラジルの広告自主規制団体CONARは、ベッティング広告に関する規則を強化し、子どもや未成年者への保護を強めるとともに、インフルエンサーやアフィリエイト、ベッティング事業者のコンプライアンス責任を拡大した。

今回の改正はCONARのコンテンツ評議会が8月27日に承認し、28日に「ブラジル広告自主規制コード」附属書X(Annex X)の改訂として公表された。

CONARはあわせて、ベッティング広告に関する新たな自主規制の枠組みと、子どもや未成年者の保護に関するチェックリストも公表した。

CONARによると、今回の改正は、当初のベッティング広告規則導入以降の実務経験に基づくもので、ベッティング広告に関して160件超の審査案件を扱い、数万件規模のSNS投稿を監視してきた実績を踏まえているという。

新しい枠組みでは、子どもや未成年者への訴求力が強いコンテンツについて追加の制限を設けている。CONARは特に「擬人化された動物」を、若年層に特に訴求しやすい要素の一つとして挙げ、こうした表現は年齢確認の仕組みを適用できる事業者自身のチャンネルに限定すべきだとしている。

今回の規則はまた、ベッティング広告が成人を対象としたものであることを担保し、子どもや未成年者の目に触れる機会を最小化するための要件も強化している。広告には18歳以上限定を示すシンボルまたは警告表示を付す必要があり、ベッティングをする様子が映る人物や、目立つ役割・重要な役割で登場する人物は、21歳以上であること、かつ21歳以上に見えることが求められる。

CONARは、インフルエンサーやアフィリエイトに対する監視も強化している。今回の枠組みは、彼らの広告活動を定期的に監視することを促すとともに、研修や追跡可能性、広告チェーン全体でのコンプライアンスを支える認定プログラムの導入も視野に入れている。附属書Xでは、事業者に対し、インフルエンサーやアフィリエイトによる広告に関するデューデリジェンス措置の記録を保持することを義務付けている。

改正された規則は、無許可のベッティング事業者による広告への対応にも及ぶ。CONARが所管当局の認可を受けていない事業者による広告を確認した場合、附属書Xの規定に基づき、関連するメディアやプラットフォームに対し、当該広告の掲載停止に向けた適切な対応を取るよう通知するとともに、所管当局にもその旨を通知する。

責任あるギャンブルに関する警告表示のあり方も強化されている。新たな決議では、警告表示は明瞭かつ判読可能で目立つものでなければならず、最低でも広告全体の10%に相当する大きさまたは長さを確保することが求められる。

CONARによると、今回の改正により、財務省規則で義務付けられているギャンブルの影響に関する定型文言の表示もより目立つ形になるという。時間や表示スペースが限られる特定の形式については、短縮版の文言として「財務省からの警告:ベッティングは投資ではありません」「ベッティングは依存症を引き起こす可能性があります」「ベッティングはお金を失う原因になります」などの使用が認められている。

CONARは、附属書Xの当初からの原則は維持・強化されているとしている。ベッティング広告は引き続き、その内容が明確に識別可能で真実性のあるものでなければならず、当選の保証を約束したり、ベッティングを資産形成・投資・収入の手段であるかのように描いたりすることは認められない。未成年者を対象とした広告についても、引き続き禁止される。

改正された規定は公表から30日後に施行されるが、CONARは事業者や代理店、インフルエンサー、アフィリエイトをはじめとする業界関係者に対し、直ちに対応を始めるよう促している。

CONARは2023年12月、この分野における広告の初の規則を制定し、2024年初頭から適用を開始した。以降、広告が情報提供・責任・リスク予防・脆弱な層の保護という原則を満たすよう努めてきたとしている。