アフリカにおけるギャンブル依存の軽減を目指し、アフリカ・レスポンシブル・ゲーミング・ネットワーク(ARGN)と呼ばれる新たな組織が発足した。これにより、同大陸における安全なギャンブルの取り組みが一本化され、プレーヤー保護の強化につながる見通しだ。
アフリカのプレーヤーをギャンブル依存から守るARGN
ARGNは、多様な組織、業界関係者、専門家、依存症治療のスペシャリストで構成されている。創設メンバーとして参画する実績ある組織には、ギャンブル・アウェア・ナイジェリア、ギャンブル・ポーズ・イニシアチブ・アフリカ、南アフリカ責任あるギャンブル財団(SARGF)などが含まれる。さらに多くのアフリカ諸国の代表者もARGNに加盟した。また同組織は、この取り組みを称賛しているオーストリアなどの外国からも外部支援を受ける予定となっている。
この新ネットワークの立ち上げにより、各メンバーが大陸全域で責任あるギャンブルを推進し、依存症を軽減するための地域に根ざした取り組みに寄与していく。
安全なギャンブルの推進自体は新しい概念ではないものの、これまでのアフリカの組織は自国の活動に注力していた。ARGNは、こうした機関が協力し合い、経験を共有し、安全なギャンブルの取り組みを向上させる機会を提供する。
ARGNは、ギャンブルによる害に関する大陸規模のエビデンスの収集に注力し、そのエビデンスを活用して依存に苦しむ個人を治療するとともに、依存のリスクを低減するための政策提言を行う方針だ。
被害の軽減が医療制度の負担緩和につながる
ARGNの初代会長には、ラボ・セオヘング氏が就任する。同氏は南アフリカ責任あるギャンブル財団でアドボカシーおよびコミュニケーション・マネージャーを務めている人物である。
セオヘング氏は、ギャンブル依存対策の強化が急務であると指摘した。同氏によれば、アフリカのiゲーミングセクターは急速な成長を見せており、安全なギャンブルに関する解決策の整備がそのスピードに追いついていない状況にある。そのため、アフリカは急拡大するオンラインギャンブル市場に適応し、プレーヤーを害から適切に守る政策を導入する必要があると主張している。
オンラインおよびスポーツベッティングがサービス範囲と大陸全体の市場シェアを拡大させる中、持続可能な市場を築くためには、プレーヤー保護と責任あるギャンブルが事業の中心に据えられ続けることが重要である。――ARGN会長、ラボ・セオヘング氏
セオヘング氏はさらに、アフリカ全域の規制機関が、自らが管轄するゲーミング環境においてギャンブルによる害や、それが引き起こす可能性のある依存症、行動障害を確実に軽減させなければならないと付け加えた。
同氏によると、効果的な害の軽減はアフリカの医療制度にかかる負担の軽減にも寄与する見込みだ。
アフリカ関連のその他のニュースとして、大手ゲーミングプロバイダーのYggdrasilがサンベットとの新たな提携を通じて南アフリカにおける事業範囲を拡大した。この合意に基づき、Yggdrasilは新パートナー企業に対して多様なカスタムゲームやサードパーティ製ゲームを提供する。
この記事にコメントする(1人1件まで)