「10を抜いた」デッキの衝撃

スパニッシュ21は、通常のトランプから10のカードを4枚抜いた「48枚デッキ」を6〜8組使う。10が少ないため、単純にはプレイヤーに不利に見えるが、カジノはプレイヤー優遇ルールを複数追加することで「公平かつ有利」な設計に仕上げている。例えば、21はプレイヤーの自動勝利(ディーラーが21でも)、プレイヤーの5枚21は3対2、6枚21は2対1、7枚以上の21は3対1など、劇的に有利な配当が用意されている。

ダブルダウン後のヒット・スーレンダー可能

通常のブラックジャックでは、ダブルダウン後は追加カードを引けない。しかしスパニッシュ21では、ダブルダウン後にヒットを続けられる。さらに、ディーラーがブラックジャックを示していない場合、プレイヤーはいつでもスーレンダー(降参、賭け金の半額返却)を選べる。ダブルダウン後のレスキュー(降参で半額回収)も可能で、柔軟性が極めて高い。

最適戦略時のハウスエッジ

これらの特別ルールを適切に活用すれば、最適戦略時のハウスエッジは約0.4%で、通常ブラックジャック(0.5%)より低くなる。ただし戦略は標準ブラックジャックと異なり、10が抜けた影響を踏まえた専用の戦略表を覚える必要がある。習得難度は高いが、勝率の観点では非常に魅力的な変種ゲーム。日本の大阪IRでも、複数ゲームのバリエーションとしてスパニッシュ21テーブルが設置される可能性がある。