同じ提供元でも、ゲームは異なる。ブラスク(Blask)は、ラテンアメリカのカジノロビーに潜む傾向を明らかにした。 ラテンアメリカ各地のカジノロビーは、一見すると似ているように見える。だが、詳しく見ると、まったく異なる論理で動いていることが分かる。ブラスクの新データによると、地域の主要5市場であるメキシコ、ブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルーは、1つの共通層を共有している。プラグマティックプレイは、配信数上位30タイトルで一貫して優勢であり、各市場で最大16枠を占めている。だが、その基準線を超えると、状況はまったく異なる。

クラッシュゲームはブラジルで集中しているが、他地域では見られない。

ブラジルは、クラッシュ型メカニクスがロビーで安定した存在感を示す唯一の市場である。 AviatorとJetXはいずれも上位30位に入る一方、同様の形式は他の4市場ではほぼ見られない。 同時に、2番手のプロバイダーであるポケット・ゲームズ・ソフト(Pocket Games Soft)が、一定の配信シェアを確保しているのもブラジルだけだ。 これはフォーチュンシリーズだけが牽引している。 この二重の傾向は、地域全体の動向ではなく、極めて特定の現地需要を示している。

メキシコでは、より絞り込まれた戦略が機能している。

ブラジルが拡大する一方、メキシコは絞り込んでいる。 市場では、プラグマティックプレイのタイトル集中度が最も高い。 同時に、二次層は最も限定的な部類となった。 一方で、地域全体には広がらない個別の兆候もある。 エンドルフィナの存在がその例で、メキシコの上位30に入る。 ただし、データセットの他地域には見られない。

アルゼンチンは、その傾向を完全に覆している。

アルゼンチンは、地域で最も断片化した市場として際立っている。 上位30には15の異なる提供元が入り、分析対象のどの国よりも多い。 近隣市場では少数の供給元が支配的だが、同国では可視性が幅広いスタジオに分散している。 特にライブとテーブルの分野で、その傾向が強い。 その結果、ロビー構造は標準化に抵抗している。

チリは、1つのゲームがシステムを上回り得ることを示している。

チリは全体構造でメキシコに近いが、重要な例外が1つある。 非プラグマティックの1タイトルが、運営会社のロビー全体でほぼ遍在する配置を獲得した。 これは、データ全体でも最も強い外れ値の1つとなっている。 このことは、集中度の高い市場でも、個別タイトルが現地需要に正確に合えば浸透し得ることを示す。

ペルーは、ロングテールを他国よりさらに広げている。

ペルーはメキシコとは逆のアプローチを取る。 プラグマティックプレイ(Pragmatic Play)を同水準で維持しつつ、残る順位を12の異なるプロバイダーに分散している。 その多くは、分析対象の他のLATAM市場には見ら

1つの地域に、共通の定石はない。

分析の要点は明快だ。LATAMは、コンテンツ配信で一体の市場ではない。 同じ提供元は各地に見られるが、ゲームの配置や組み合わせ、補完のされ方は国ごとに大きく異なる。 運営事業者にとって、ある市場で成功したロビー構成を別市場へ移す手法は、通用しにくいことを意味する。 支配的な層を超えると、成績を左右するのは地域動向ではなく、現地プレーヤーの行動と需要の兆候である。