インシュアランスの仕組み
ブラックジャックのディーラーがAのアップカードを見せた瞬間、「ディーラーのホールカードが10ならブラックジャック成立」というリスクに対して、プレイヤーは元ベットの半額で「インシュアランス」を購入できる。ディーラーのホールカードが10・J・Q・Kの場合、インシュアランスベットは2対1で配当され、元ベットの損失を相殺する形になる。
期待値計算でハウスエッジ7.4%
52枚デッキで10・J・Q・Kは16枚、それ以外は36枚。ディーラーがAを見せている状態でホールカードが10の確率は16/51≈31.4%。この確率と配当2対1を組み合わせて期待値を計算すると、インシュアランスベットのハウスエッジは約7.4%と高い。ブラックジャック(0.5%)、バカラ(1.06%)と比較して圧倒的に不利なサイドベットだ。
例外:カードカウンターの場合
例外は、カードカウンティングを実行していてデッキに10が通常より多く残っていると判断できる場合のみ。ハイロー方式でトゥルーカウントが+3以上なら、10の出現確率が十分高く、インシュアランスがプレイヤー有利に転じる。しかし一般のプレイヤーにとっては、「インシュアランス」という名前に惑わされず、常に「ノー」と断るのが合理的な選択だ。ディーラーや隣のプレイヤーに勧められても、期待値の観点で損することが明確なベットなので毅然と断ろう。