S&Kゲーミング(S&K Gaming)は来月、米モンタナ州ポルソンで400ホース・カジノ(400 Horses Casino)を開業する。5月5日午後2時にグランドオープン式典を予定しており、同社のゲーミング事業の大規模な拡大となる。
敷地面積3万4,000平方フィート(約3,160平方メートル)の施設はアーバイン・フラッツ・ロード(Irvine Flats Road)沿いに位置し、300台超のゲーミングマシンを備える予定で、将来的にはさらに100台を追加する計画だ。加えてレストランも併設する。同施設ではすでに75件を超える新規雇用が生まれている。
このプロジェクトは2021年から開発が進められており、最終計画は2024年後半に承認された。建設は2025年4月9日に始まった。カジノは連合サリッシュ・クートネイ部族(Confederated Salish and Kootenai Tribes)の事業構造の下で開発されており、その仕組みではカジノ収益の60%が社会福祉サービスのため部族共同体に還元される。
敷地は79エーカーの部族用区画に位置し、そのうち約10エーカーが本プロジェクトのために賃貸されている。また、同敷地は2023年にポルソン市(Polson)に編入され、これにより施設は市の上下水道網に接続できるようになった。
S&Kゲーミング(S&K Gaming)のマーケティング担当ディレクター、ジーク・キーラー氏(Zeke Keeler)は、市の水道と下水道に接続することで、同プロジェクトは井戸を掘ったり排水敷地(drain field)を設置したりする必要を回避できたと説明した。また、この接続により将来の開発に向けた水の供給も拡大するという。
新しいカジノは、S&Kのクワタクヌク・リゾート&カジノ(Kwataqnuk Resort & Casino)の非効率性に対処するよう設計されている。同施設ではホテルの初期建設後にゲーミング施設が追加され、ブライオン・ミラー最高経営責任者(CEO)は「奇妙(weird)」な配置になったと説明している。
同施設は、グレイ・ウルフ・ピーク・カジノ(Gray Wolf Peak Casino)の教訓も踏まえ、より効率的な空間利用に重点を置いている。
ゲーミング提供にはクラスIIスロットマシンと電子テーブルゲームが含まれるが、開業時にライブテーブルゲームの導入は予定していない。
カジノには、フラットヘッド湖(Flathead Lake)を望む屋内外のパティオ席を備え、約70人を収容できるレストラン「371 Bar and Grill(371バー・アンド・グリル)」も併設される。同レストランは、以前はフィンリー・ポイント・グリル(Finley Point Grill)のエグゼクティブシェフを務めたペドロ・ベラ(Pedro Vera)シェフが指揮し、カジノとともに長時間営業する。
ミラー氏は、開業前に一部の改善が完了しない可能性があるものの、現地近くでの道路再配置や右左折車線の追加を含む交通緩和策について、モンタナ州運輸省(Montana Department of Transportation)と協議を進めていると説明した。
ミラー氏は、この取り組みを複数の関係者が参加する協働作業だと説明した。名称「400ホース(400 Horses)」は地域住民の意見を踏まえて決定され、連合サリッシュ・クートネイ部族(Confederated Salish and Kootenai Tribes)の設立に直接関わったアレクサンダー首長(Chief Alexander)を称えるものだ。アレクサンダー首長は「ノー・ホース(No Horses)」としても知られ、生涯の晩年には非常に裕福で、約400頭の馬を所有していたとされる。
カジノの開業後、クワタクヌク・リゾート(Kwataqnuk Resort)で改修工事が計画されており、施設をより家族向けにすることを目指す。