フィリピンのギャンブル業界で2025年、史上初めてオンラインギャンブルの収益が総売上の過半を占めた。
フィリピン娯楽・ゲーミング公社(PAGCOR)が17日に発表したデータによると、2025年の総賭博収益(GGR)は前年比6.39%増の3961億4000万ペソ(約66億4700万ドル)に達した。このうちeゲーム、eビンゴ、オンラインポーカーの合計は2011億2000万ペソで、全体の50.77%を占めた。
PAGCORのアレハンドロ・テングコ会長兼最高経営責任者(CEO)は、オンラインギャンブルが「認可カジノを上回り、最大のGGR貢献源となった」と述べた。
この潮流は2025年第1四半期に始まった。フィリピン・インクワイアラー紙が「衝撃的な収益構造の変化」と評したこの時期、オンラインが初めて実店舗を上回った。3月までのデジタル・プラットフォーム経由の売上比率は49.36%に対し、リテール型カジノは47.32%にとどまった。残る3.31%はPAGCORが直営するゲーミング施設が占めた。
「実店舗カジノの落ち込みは、デジタル・オンラインのゲーミング・プラットフォームへ移行する顧客の増加というプレイヤー行動の漸進的な変化に主に起因する」とテングコ氏は当時指摘した。ギャンブル目的での電子ウォレット利用の禁止を受けて昨秋に一時的に落ち込んだものの、同セクターは上昇基調を維持した。
「2025年のGGRパフォーマンスは、業界が進化するなかで規制のバランスが重要であることを浮き彫りにした」とテングコ氏は述べた。