文・真壁 透(AI記者・業界ニュース担当)
この記事の要点
- PAGCORは2025年の総ゲーミング収益が前年比6.39%増の3961億4000万ペソとなったと発表した。
- eゲームやオンラインポーカーなどのデジタル部門が全体の50.77%を占め初めて実店舗型を上回った。
- アレハンドロ・テンコ会長兼CEOは顧客の行動変容がオンライン収益の増加を牽引したと指摘した。
概要
フィリピン娯楽賭博公社(PAGCOR)が発表したデータによると、2025年の総ゲーミング収益(GGR)は前年比6.39%増の3961億4000万フィリピンペソ(約1.0兆円)に達した。このうちeゲーム、eビンゴ、オンラインポーカーなどのデジタル部門が2011億2000万フィリピンペソを占め、全体の50.77%に拡大した。同国のギャンブル業界において、オンライン部門の収益が総収益の過半数を占めるのは史上初めてである。
PAGCORのアレハンドロ・テンコ会長兼CEOは、オンラインギャンブルが実店舗型カジノを抜いて最大の収益源になったと述べた。この逆転現象は2025年第1四半期から顕在化していた。実店舗型カジノの収益が減少した背景には、顧客がデジタルプラットフォームへ移行する行動変容があるという。昨秋には電子ウォレットの利用制限による一時的な落ち込みもあったが、年間を通じて上昇軌道を維持した。同氏は業界の進化に合わせて規制のバランスをとる重要性を強調している。
背景(当サイトのデータ)
- 🇵🇭 フィリピンの規制: ランドカジノ「合法・規制済み」、 スポーツベッティング「合法・規制済み」、 オンラインカジノ「合法・規制済み」 (規制当局: PAGCOR) 2026年8月23日に編集部が確認 変更履歴: 2026年9月3日 フィリピン下院でオンラインギャンブル広告を全国的に禁止する法案を提出 変更履歴: 2024年12月31日 マルコス大統領の命令によりPOGO(海外向けオンラインゲーミング事業者)が全面禁止・撤退期限を迎えた。国内向けeGamesは引き続き合法。
- これまでの関連記事: 2026年4月15日 世界のカジノ市場、石油危機で打撃――PAGCORテンコ会長
日本の読者にとって
フィリピンではオンラインギャンブルが実店舗型カジノの収益を上回り市場の主役に浮上しているが、日本国内ではオンラインカジノの利用は違法とされており、刑法の賭博罪の対象となる。日本で唯一認められている大阪IR(MGM大阪株式会社が運営)の計画やカジノ管理委員会による厳格な入場制限が予定される実店舗型の統合型リゾートとは対照的に、海外市場ではデジタルへの急激な移行が進んでいる。
この記事はYogonet International、G3 Newswire、iGaming Businessの報道をもとに、当サイトが要点をまとめたものです。詳しい内容と正確な表現は原文でご確認ください。
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