フロリダ州オレンジ郡の当局は、グアテマラ系コンビニエンスストアを拠点に違法賭博の運営や処方薬の店頭販売を行っていた疑いがあるとして、家族3人を逮捕した。
警察の報告書に名前が記載されているのは、ベルナベ・ロペス・ペレス、デボラ・ロペス・ペレス、マリア・ロペス・ペレスの3人で、資金洗浄、詐欺共謀、組織犯罪処罰法違反などの罪に問われている。さらにデボラとマリアは、管理薬物の保管場所を提供していた罪にも問われた。
保釈金は被告1人につき10万ドル(約1,634万円)超に設定されており、3人全員に釈放の条件としてパスポートの返納が義務付けられている。
この捜査は、2025年10月にアポプカ警察署へ寄せられた、ペニシリン系処方抗生物質であるアンピシリンがアポプカ市内の複数の店舗で販売されているという匿名情報が端緒となった。その情報は首都圏捜査局(MBI)に引き継がれ、同局が数カ月に及ぶ調査を主導している。
2025年11月、MBIの捜査員が店舗のゴミ箱から空のアンピシリンカプセルの箱を発見し、2025年12月にはアポプカ市内の店舗の1つで覆面捜査が行われ、店の奥から賭博用スロットマシンが見つかった。
捜査当局の主張によると、販売されていた医薬品には米国で違法なもの、処方箋が必要なもの、違法な用量で販売されたもの、ラベルが一切貼られていないものが含まれていた。
容疑者側の弁護人であるミゲル・ゴンサレス・ジュニアは、「コカインやフェンタニルを売っているわけではない」と主張し、問題の薬物が抗生物質であることを指摘して、罪状の重さに反発した。
弁護人はまた、州が多額の現金を不当に押収したと主張し、これに対し当局は一定の譲歩を見せ、正当な出所であることが証明された5万2000ドル(約850万円)を返還している。
薬物の違法販売の疑いに加え、いずれもラ・ティエンダ・グアテマラという名称で営業しているこれらの店舗は、スロットマシンを用いた違法賭博の運営にも利用されていたとみられる。なお、店舗は営業を継続している。
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