オンラインビンゴ事業者のTombola(トンボラ)は、Arcade(アーケード)製品を全面刷新し、全タイトルを自社内製に切り替えるとともに、最大賞金額を大幅に引き上げたと発表した。
英サンダーランドに本社を置く同社は、従来のビンゴ利用者層を超えて訴求対象を広げ、カジノ色を強める英オンラインゲーミング市場での競争力確保を狙う。
2006年創業のトンボラは英国とアイルランドを主要市場とし、フラッター・エンターテインメント傘下で運営されている。
Arcade 2.0
火曜日に公開された「Arcade 2.0」は、トンボラが築いてきたビンゴのコミュニティ体験と、カジノ型ゲームプレイの要素を融合させることを狙う。刷新の中核は、新Arcadeタイトルが「すべて完全自社内製で、トンボラ独占」である点だ。
加えて1ゲームあたりの最大賞金は2,000ポンドから1万ポンドへと5倍に引き上げられた。主流カジノプラットフォームに見られる大型ジャックポットに慣れた利用者層を取り込む狙いがある。トンボラのマネージングディレクター、マリオン・ライアン氏は、今回の刷新を単なる製品更新以上のものと位置づける。
「これは単なるプロダクトリフレッシュではない。差別化が意味を持つ市場への戦略的な参入である。20年にわたる責任あるゲーミングの実績、信頼されるブランド、そして本物のイノベーションを持ち込む」とライアン氏は述べた。
刷新は新クリエイティブキャンペーン「For Fun's Sake」と併せて展開される。
刷新後のArcadeポートフォリオは、活発な利用者層から得た詳細なインサイトを基盤に再構築された。タイトルには既存利用者層に刺さるメカニクスとテーマが採用されると同時に、「すべてのスピンに組み込まれた」安全対策も実装されているという。
同社は、フラッター・エンターテインメント傘下であることの優位性を「Flutter edge」と表現した。フラッターは2022年にトンボラを4億200万ポンドで買収している。
「トンボラは、プロダクト力、高いレクリエーション性を持つ顧客基盤、持続可能なプレーへの注力という点で、長年にわたり敬意を抱いてきた事業である」と、フラッターのピーター・ジャクソン最高経営責任者(CEO)は買収発表当時に語っていた。
昨年にはフラッターがトンボラをシサル・ブランドに統合し、イタリア市場でも同製品を提供している。