フロリダ州は違法賭博場への圧力を強めている。これらの施設は規制当局の監視やライセンスを受けずにスロットマシンを提供することに注力してきた。そもそもスロットマシンは限定的な活動であり、フロリダ州内の2郡および部族ゲーミング施設でのみ利用可能となった。

FGCCの取り組みが奏功、違法賭博場の摘発が増加

フロリダ・ゲーミング・コントロール・コミッション(FGCC)は、地元の法執行機関との連携を強化し、次々と現れる違法施設を確実に摘発する方針だ。これらの作戦には多大な警察リソースが投入されているものの、すでに成果が現れ始めている。

しかし、違法スロットマシン施設は州内で営業を続けており、関係当局による摘発が相次ぐ一方で、新たな課題も浮上した。

この問題に取り組んでいるのは地元の保安官事務所や同委員会だけではない。規制当局のディレクターを務めるカール・ハロルド氏は、これらの施設に対処するために加わる機関が増加していると明言している。地元、州、そして連邦の各機関が協力し、違法行為の根絶を図っている。

違法業者対策を専門とするゲーミング執行部門(DGE)の報告によれば、8月単月で71件の事案が確認された。法執行機関の合同捜査の結果、346台のスロットマシンが押収され、15人が逮捕されたほか、捜査員によって17万9717ドル(約2,808万円)の現金が回収されている。

FGCCの記録管理は簡素なものにとどまる。現在、規制当局は違法賭博マシンの撤去と責任者の訴追に注力しており、再犯者の追跡は行っていない。

フロリダ州法の下では、違法賭博場の運営は違反内容に応じて軽罪から重罪に分類される。しかし、規制当局や議員からは、再犯を抑止するには罰則が弱すぎるとの指摘が上がっている。

データ管理の改善がFGCCの利益となる可能性

過去に同様の運営に関与した人物を特定する手段があるか問われた際、ジョン・ダキラ委員はこう述べた。「端的に言えばノーである。我々が逮捕した人物が再び逮捕されるケースは確認していない。他機関によって逮捕された前科のある人物が、我々に連絡してくることはある」。

データの分類が不十分であることには弊害も存在する。重複した捜査が開始されることもあり、本来であれば他の違反者の摘発に充てられたはずのリソースが浪費される事態となっている。

FGCCは8月だけで314件の新たな通報に対応しており、さらなる逮捕やマシンの撤去につながる公算が大きい。