欧州ゲーミング・賭け協会(EGBA)は、ピエール・トゥルニエ氏を暫定事務局長に任命したと発表した。
同氏は、約20年にわたり同組織に貢献し、退任する長年の事務局長マールテン・ハイエル氏の後任となる。
違法賭博が「最大の脅威」とトゥルニエ氏
業界で15年の経験を持つピエール・トゥルニエ氏が、2026年9月1日付でEGBAの暫定事務局長に就任する。
トゥルニエ氏は2025年11月にシニアディレクターとしてEGBAに加わった。それ以前は、ベッティングとゲーミング・カウンシル(BGC)で国際ディレクターを、リモート・ギャンブリング・アソシエーション(RGA)で政府関係担当ディレクターを歴任している。
同氏の専門領域には、国内外の業界団体との調整や、拡大するオンライン違法賭博への対策が含まれる。
新たな役割について、トゥルニエ氏は「マールテン氏の傑出した功績に敬意を表したい。彼が残した遺産は素晴らしいものである」と述べた。
同氏は違法賭博市場を「プレーヤーと規制されたセクターの双方にとって最大の脅威」と指摘し、その撲滅が自身の課題の中心になると強調している。
加えてトゥルニエ氏は、「高い業界基準と規制上のベストプラクティスを維持し、業界の未来を形作る議論を主導する」と誓った。
重責を担う後任
マールテン・ハイエル氏は2008年にブリュッセルを拠点とする同業界団体に入り、2013年に事務局長に就任した。
在任中、同氏はEGBAを導き、欧州連合(EU)の各機関や各国の規制当局との連携を拡大させるなど、大きな成長を遂げている。
EGBAは、ハイエル氏が欧州全域における「安全で適切に規制された競争力のあるマルチライセンス市場」の推進や、年次イベントである欧州セーファー・ギャンブリング・ウィークの創設に尽力したと評価している。
EGBAでの期間を振り返り、ハイエル氏は「EGBAを率い、メンバーや同僚、パートナー、規制当局、政策立案者とともに、欧州における安全で持続可能なオンライン賭博セクターという共通の目標に向けて取り組めたことは光栄である」と語った。
さらに同氏は、自身の在任期間中に欧州の賭博セクターが変貌を遂げたことに触れ、「先駆的なスタートアップから、世界中でライセンスを保有する世界有数のデジタルエンターテインメントプロバイダーへと進化した」と評している。
これにはアイスランドの賭博独占廃止に対する同氏の積極的な発言が含まれるほか、EGBAが今年中にマネーロンダリング防止ガイドラインの改訂版を公表する方針を固めた時期とも重なっている。
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