概要

キプロスの国会議員や規制当局は、最低保証所得の受給者が福祉給付金をギャンブルに費やすことを防ぐための対策について議論を進めている。最低保証所得とは、居住者のうち所得が基本的生活費に満たない場合に支給される補完的な給付金である。国会監査委員会が開かれ、福祉給付管理サービスやゲーミング・カジノ監督委員会、国家賭博局の関係者が出席した。

当局間では、カジノ会員カードの保有データと受給者データを照合する技術的な仕組みの開発が進められている。ニコシアとリマソールのカジノではまだ完全導入されていないが、2027年中頃までにすべてのカジノでカード提示を義務付ける方針である。また、キプロスのギャンブラーの多くが利用しているオンラインチャネルにおいては、国家賭博局が運営する自己除外プラットフォームを活用する案も出ている。

一方で、詳細な銀行口座情報へのアクセスやデータ共有に関しては、プライバシー侵害や社会的スティグマへの懸念が国会議員やデータ保護コミッショナーから示されている。現行法では受給者は脆弱な層として正式に指定されておらず、法的根拠や制限をめぐって慎重な検討が続けられている。

背景(当サイトのデータ)