ゲーミング・エッジによる要約
- アルバータ州は7月13日に規制されたオンラインギャンブル市場を民間の事業者に向けて開放する予定であり、同州のプレーヤーにプレイ・アルバータ以外の選択肢としてライセンス取得済みの代替手段を提供する
- この動きによりアルバータ州はオンタリオ州に続き、開放的で競争的なオンラインカジノモデルを採用するカナダで2番目の州となる
オンタリオ州は2022年4月4日、カナダ初となるオープンで競争的なオンラインカジノ市場を開設した。アルバータ州が採用する手法は、カナダ刑法で認められた「運営・管理」の枠組みに準拠しているものの、監督機関や商業契約を担う州の組織は異なるものとなっている。
オンタリオ州ではオンタリオ州アルコール・ゲーミング委員会が規制当局として機能し、iGaming Ontarioが運営事業者との契約を管理している。一方、アルバータ州ではアルバータ・ゲーミング・リカーとカナビスが規則の策定と登録の発行を担い、アルバータ・アイゲーミング・コーポレーションが市場の運営および事業者との商業契約を統括する方針だ。
この構造は重要である。アルバータ州はゼロから全く新しいモデルを構築しているわけではないからだ。むしろ、オンタリオ州が数年かけて検証済みの市場へと参入する形をとっている。
オンタリオ州が示す明確な指標
オンタリオ州の市場は12の事業者でスタートし、3年間で約50のサイトが稼働するまでに成長した。iGaming Ontarioによると、2025年3月までの1年間でプレーヤーの賭け金総額は827億カナダドル(約9.5兆円)に達し、サービス開始以来の事業者収益は100億カナダドル(約1.1兆円)を突破した。
アルバータ州の出発点は、それよりもはるかに小規模である。現時点で州内に認可されているのはプレイ・アルバータのみだが、市場開設に先立ち、すでに数十の事業者が州の規制当局へ登録を済ませている。承認が下り次第、民間のオンラインカジノ、スポーツブック、ポーカーサイトがアルバータ州のプレーヤーを受け入れる見通しだ。
直近で最も大きな変化は「選択肢」の拡大である。これまで認可された選択肢が1つしかなかった市場から一転し、市場開設と承認を経て、ライセンスを持つ民間事業者が参入することになる。
同州は、現在アルバータ州で行われているオンラインギャンブルの大半が未規制サイトによるものだと指摘している。規制市場の導入により、こうした活動をライセンス取得済みのチャネルへと移行させる狙いがある。
プレーヤーの視点で見ると、基本的な年齢制限は馴染み深いものとなる。アルバータ州でオンラインギャンブルが可能な最低年齢は18歳以上であり、これはオンタリオ州と同じ設定だ。
今後の注目点
アルバータ州はゲーミング収益の20%を確保し、そのうち2%をファースト・ネーション(先住民)へ、1%を社会的責任基金へ割り当てる。実質的な税率は23%弱との見方で一致している。
次なる焦点は、市場が開設されるかどうかではなく、7月13日前後に何社の登録事業者が実際にサービスを開始できるかという点だ。また、未規制サイトのプレーヤーをどれほどのペースでライセンス取得済みサイトへ誘導できるか、そしてオンタリオ州の初期成長と比較して妥当な成果を上げられるかどうかも鍵を握る。
市場開設が迫る中、アルバータ州のプレーヤーはどの事業者が運営承認を得るのか注視しつつ、責任あるギャンブルを心がけることが求められる。
本記事はTriad City Beatの報道に基づく。
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