リバーは、GTOモデルで見える数値と現実のプレイとの乖離が最も大きくなるストリートである。

GTO戦略はリスク中立であるが、人間はそうではない。

これが、多くのミスを引き起こす根本的な問題となっている。

この記事では、あなたが犯しているリバーでの3つのミスを分解し、それを今すぐやめるための戦術的洞察を伝えていく。最初の2つは「より多く行動すること」に関するものであり、最後の1つは「行動を減らすこと」に関するものである。

さっそく見ていこう。

リバーのミスその1:ブラフの不足

長年データベースを研究してきたが、これは常に一貫して見られる傾向である。

対戦相手はリスク回避的であり、フォールドしすぎる傾向がある。

問題は、あなた自身もブラフに関してリスク回避的になりがちである点だ。

つまり、あなたの「ブラフ不足」という偏りが、相手の「オーバーフォールド」という偏りによって受動的に搾取されている。

すべてのチャンスで狂ったようにベットし始めるべきだと言っているわけではない。しかし、より体系的で知的な方法で、ブラフの頻度を増やしていくべきである。

その気持ちはよく分かる。ブラフを仕掛けるときはいつでも、わずかなポットを獲得するために大きなリスクを冒しているように感じられるからだ。

例えば、100ドル(約1万5,400円)のポットを獲得するために75ドル(約1万1,600円)のリスクを冒しているケースがある。

リワードに対してリスクが大きく感じられる。それだけでなく、仮にそれが+EVのブラフ(例えば勝率45%)であったとしても、半分以上の確率で負けるため、うまくいっていないように感じられてしまう。

オーバーベットの話になると、この感覚はさらに強まる。

その場合、100ドル(約1万5,400円)のポットを獲得するために、通常130ドル(約2万円)ほどのリスクを冒すことになる。

こうなると、以前と同じ金額を獲得するために、はるかに大きなリスクを冒しているように感じられる。相手が57%以上の確率でフォールドするなら、それは利益的で有益なブラフとなる。相手が降りる頻度のおかげで、負けるときより勝つときの方が多いように感じられる。しかし負けたときは、ブラフの前にすでに投資していた金額の約2.5倍を失うことになるため、精神的なダメージがはるかに大きくなる。

ここで「感じられる」という言葉に注目してほしい。数学を語るとき、この感情は何の役にも立たない。期待値(EV)の数式には、その感覚を表す変数など含まれていないのだ。

ここで、これから従うべき一つのパターンを示したい。

相手が弱いハンドを持っていることを示すアクション、または一連のアクションを行った場合、一貫してブラフを仕掛け始めること。

小さいベットや、ダブルチェック・トリプルチェックのレンジは弱さを表している。そこを積極的に攻めていくべきである。

※プロからの注意点:直感やフィーリングはどうでもいいと言っているわけでは決してない。どんなハイレベルプレーヤーのゲームにおいても、直感は大きな位置を占めている。ここで注意を向けたいのは、非常に優れた直感を養うためには、ポーカーテーブルでの何万回もの試行やオフテーブルでのデータ分析を通じて、それを磨き上げる必要があるということだ。

そうした土台がなければ、あなたの感じる直感は無関係であるばかりか、勝率を損なう方向に偏ってしまう。なぜなら、人間の本質はリスク回避と生存本能に基づいて構築されているからだ。

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リバーのミスその2:レクリエーションプレーヤーに対するブラフキャッチの不足

ほぼすべてのレクリエーションプレーヤーが好んで行うことは何か。彼らはプリフロップでルースにプレイする。

つまり、大量の弱いハンドを持ったまま、フロップ、ターン、リバーを見ることになる。

また、彼らはそれらのハンドで常にショーダウンまで行きたがるわけではないため、結果的にその一部でブラフを行うことになる。

こうしたプレーヤーの多くが抱えている問題は、弱いハンドでブラフをする一方で、バリューベットに関してはあまりにも臆病であるという点だ。ショーダウンで勝っている可能性が高いと分かっているハンドでのベットは、リスクがあるように感じられてしまう。

ここでもまたリスク回避の本能が顔を出す。

もしレイズされて難しい決断を迫られたらどうするか。チェックしてショーダウンで多くを獲得する方が安全に感じられるのだ。

その結果、彼らのリバーでのベットレンジは弱いハンドに偏りがちとなる。

レグ(常連プレーヤー)に対するブラフキャッチを評価するときに使う思考プロセスは、レクリエーションプレーヤーに対してはそれほど効果を発揮しない。

彼らはレグとは違う視点でゲームを見ているため、リバーのレンジも同じではない。バリューベットするハンドも違えば、ブラフするハンドも異なる。

彼らのスタイルはランダムでありながら予測可能である。あなたの仕事はノイズを無視し、パターンに従うことだ。彼らに対してはコールボタンを押す回数を増やす必要がある。

プロからの注意点:すべてのレクリエーションプレーヤーに対してこれを実行すべきだと言っているわけではない。中には非常にタイトなプレーヤーもおり、リバーで彼らをブラフキャッチすることは大きな痛手となる。常に最善の判断を下すことが不可欠だ。

リバーのミスその3:フロップでマルチウェイになった後の過度なコール

マルチウェイポットは全く異なる性質を持つ。

その状況における数学的背景から、関わっているすべてのプレーヤーにとって非常に異なるダイナミクスと、全く異なる最適戦略が生み出される。

その背後にある論理は単純である。

1対1の状況で人々のリスク回避本能を刺激していたブラフは、人数が増えるとさらに複雑化する。

プレーヤーたちは本来より少ないブラフでフロップのベットを開始し、ターンでさらに減らし、リバーではほぼ完全に諦めてしまう。

ブラフキャッチに関してタイトになるべき場面が一つだけあるとすれば、まさにこの状況である。

ヘッズアップのポットでは即座にコールとなるハンドが、マルチウェイのポットでは即座にフォールドの対象となる。中には即座にレイズに転じるものさえ存在する。

ここであなたにとって重要なのは、マルチウェイポットでのベットにおいて、人々はあまりにもタイトになりすぎているという事実である。

まとめ

リバーのミスを修正することは、勝率を向上させる確実な道である。なぜなら、これらのポットは平均して最も大きく、最も搾取の余地があるからだ。ここには多くのエッジが存在しているため、確実に自分のものにすることが求められる。

この記事を楽しんでもらい、何か新しい学びを得られたことを願っている。これらのトピックに関して質問がある場合は、下のコメント欄にお知らせほしい。できる限りベストな回答をする構えだ。

次回まで、グラインダーの健闘を祈る。

リバーのマスターについてさらに学ぶには、次の記事をお読みいただきたい:リバーのブロックベット:なぜ小さなベットが最大のエッジになり得るのか