今週初め、イスラエルの検察当局は組織的な犯罪ネットワークを運営していた疑いで、10名を起訴した。

北部地区検察庁のシャニ・マルル氏およびテヒラ・ベルネス氏によると、この組織は違法賭博、高利貸し、マネーロンダリングに関与していたとされる。これらの活動は2021年から2025年にかけての数年間に及んだ。

同グループは、イスラエル北部のミグダル・ハエメクおよび周辺地域での活動を通じ、少なくとも300万新シェケル(89万ドル)の収益を上げていたことが判明した。

隠し磁石と遠隔操作

本件の中心人物は30歳のA.B.氏であり、検察側は同氏がシタ刑務所に服役しながら組織を指揮していたと主張している。収監中も外部の仲間と連絡を取り続け、債権回収を含むグループの活動を指示していたとみられる。

起訴状にはA.B.氏のほか、ミグダル・ハエメク近郊に住む9名の被告が名を連ねた。各被告はネットワーク内での役割に応じた罪に問われている。

特に異例な容疑として、隠し磁石を仕込んだルーレット台の存在が浮上した。検察当局の主張によれば、A.B.氏らは違法賭博場においてリモコン装置を用いてルーレットの結果を操作し、利益を不正に増幅させていた。

脅迫と暴力行為

起訴状には、債務者に対する脅迫や暴力行為の詳細も記された。

検察側は、10万新シェケル(3万5550ドル)以上の負債を抱えていた男性の事例を挙げた。当局の説明では、男性は口実を設けて賭博場へ誘い出されたという。室内に入るとドアを施錠され、グループのメンバーから暴行を受けたうえ、攻撃用犬をけしかけられた。男性は腕や脚に噛み傷を負う被害に遭っている。

別の被害者は5万新シェケル(1万6200ドル)を借り入れ、月利3000新シェケル(976ドル)の支払いを要求されていた。返済が滞るとグループから執拗な脅迫を受け、最終的に12万8000新シェケル(4万1600ドル)以上の支払いを余儀なくされた。

被告らが直面している容疑は多岐にわたる。違法賭博場の運営、暴力や脅迫を用いた恐喝、マネーロンダリング、加重暴行、詐欺、共謀、およびイスラエルの貸金法に違反する無許可の融資などが含まれる。

検察当局は、裁判手続きが終了するまで全被告の身柄を拘束するよう求めている。