オランダ賭博当局(Kansspelautoriteit/KSA)は、試合結果の改ざん(マッチフィクシング)のリスクが高まる特定の賭け商品について、2事業者に警告を発した。この場合、対象となったのはオウンゴール(自軍ゴール)に関連する賭けであった。

無許可ベットを削除した2事業者

KSAは声明の中で、ホランド・カジノ・オンライン(Holland Casino Online)とVbetがオウンゴール(own goals)へのベットを提供しており、オランダの賭博法に違反していたと述べた。同当局は事案を調査した結果、これら2社がこの種の賭けを提供していたオンライン免許保有ギャンブル事業者であると結論づけた。

参考までに、オウンゴールとは、選手が誤って相手チームの得点を認めてしまう事例を指す。オランダでは、そのような出来事へのベットの提供は、八百長のリスクが高まるとして厳しく禁じられている。

KSAの発表によれば、ホランド・カジノ・オンライン(Holland Casino Online)とVベット(Vbet)はいずれも警告を受けて直ちに従い、問題の賭けを削除した。これに加え、両事業者は今後、自社プラットフォーム上にそのような賭けが掲載されないよう、追加の管理措置も講じている。

KSAは、少なくとも当面はこの件が「十分に解決された」ことを意味すると結論付けた。

その間、KSAは事業者に対し、オンラインで入手可能な同ガイドラインが、どのような種類の賭けが認められるかを明確に説明していると改めて伝えた。同ガイドラインによれば、オウンゴールは「ネガティブイベント」と位置付けられている。試合結果を操作しようとする者によって容易に悪用され得るためである。

過去最高額の罰金を科したKSA

先月、KSAは地元のゲーミング法に重大な違反があったとして、2社に対し相当額の罰金を科した。このうち1社には過去最高額の罰金が科されたが、KSAの委員長は本来はさらに高額であるべきだったと主張した。

科料の受領者にはフォータプライム(Fortaprime)とノヴァテック(Novatech)が含まれ、いずれも無許可で賭博を提供していた。同社は200万米ドル(約3億1,800万円)の罰金を支払うよう求められたのに対し、後者は2,890万米ドル(約46億1,000万円)という記録的な罰金を科された。

前述のとおり、KSAはノヴァテック(Novatech)の罰金は違反の重大性を考慮すればさらに高くあるべきだったと主張した。しかし、KSAはオランダの法的指針に制約されていた。