カンボジア政府は、オンライン詐欺活動に関与した疑いのある91カ所のカジノの閉鎖を命じた。当局がサイバー犯罪組織を標的とする全国的な取り締まりを強化しているためだ。
中国系通信社シンホワ(Xinhua)が報じた政府声明によれば、過去9カ月間に250を超える詐欺拠点が家宅捜索を受けた。当局はまた、こうした活動に関連する外国人13,039人の強制送還を確認しており、対象は33の国籍にわたる。
加えて、1月中旬から4月19日までの間に、強化された執行措置の下で24万1,888人が自発的に出国したとされる。
この発表は、4月22日に中国の王毅(Wang Yi)外相がプノンペンを訪れ、フン・マネット(Hun Manet)首相と会談したことを受けたものである。会談の中で北京は、国境を越える賭博とオンライン詐欺に対する一層の対応を求め、こうした行為は公共の安全に対する重大な脅威だと位置付けた。
カンボジア当局によれば、これらのゲーミング施設の閉鎖は、同国に存在する詐欺拠点、違法なオンライン・プラットフォーム、外国と結び付く犯罪ネットワークを解体することを狙う、より広範な取り組みの一環を成すという。同当局は、この取り組みは継続中であり、国際的な協力が必要になると示している。
当局者は、この取り組みがカンボジアの国際的地位の回復と公共秩序の強化も目指していると述べた。これは、同国が地域のサイバー犯罪活動で果たしている役割への監視が強まっていることを背景としている。
一方、カンボジアは国内の法制度を強化したと述べた。今年4月6日に新たなオンライン詐欺対策法が施行されている。同法は、活動が死者を出した事業者に終身刑(life imprisonment)を含む厳罰を科すほか、首謀者や参加者に対しても長期の禁錮刑を科す。
最新の動きは、国際社会が国際的な詐欺や関連犯罪への対処に向けた地域協力の強化を各国に求める圧力を強めている中で起きている。