アトランティックシティのボルガタ・ホテル・カジノ&スパは、ボルガタ・タワーの改装に1億700万ドル(約165億6,000万円)を投じる。対象には客室やスイートルーム、廊下、そして「ザ・リビングルーム」として知られるタワーのメインロビーが含まれる。
改装された客室は10月から順次利用可能となり、各フロアが段階的に開放される運びとなった。工事は9月13日に開始される。
ボルガタのプレジデント兼COOを務めるニック・リッターストロム氏は、「ボルガタ・タワーの刷新は、ゲスト体験の向上を継続する中で、施設全体に対する広範な投資の一環である」と述べた。
同氏はさらに、「リゾート内で最も重要な接点の一つとして、今回の再投資は現代のゲストに向けてボルガタ・タワーを思慮深く進化させる機会となる。施設の洗練されたエネルギーを維持しつつ、ボルガタらしさを失わない新鮮で高水準な快適さを導入する方針だ」と語った。
改装後の客室における特徴
新しい客室デザインには、布張りのヘッドボードや特注の木工品、金属のディテール、彫刻的な家具が採用され、質感と温かみが加えられる。照明の配置や家具のレイアウトは、アトランティックシティの眺望を際立たせる設計となっている。
本プロジェクトを手掛けるロサンゼルス拠点のデザイン事務所、アベニュー・インテリア・デザインは、過去に同タワーの初期レイアウトやMGMタワーの改装、施設内の「Bバー」の再設計を担当した実績を持つ。
アベニュー・インテリア・デザインの共同創業者兼チーフクリエイティブオフィサーであるアシュリー・ジャストマン氏は、「コンセプト立案の際には、常にファッションを参考にしている。ボルガタの客室とスイートの改装において、美しく仕立てられたワードローブという着想に立ち返った。現代的でありながら、素材の質や比率、製造方法によって魅力を放つコレクションを目指した」と説明した。
「イタリアの職人技を緩やかに取り入れ、色褪せないスタイルを創出することが目標であった。客室は控えめで居住性を重視し、職人技と触覚的なディテールに重きを置いている。一方で、廊下やエレベーターロビーには、より大胆で表現力豊かな要素を取り入れた。ボルガタの本質である華やかさや自信、エネルギーを損なうことなく、進化を遂げた洗練されたデザインであることが重要であった」と同氏は付け加えた。
廊下やエレベーターロビーには、イタリアのモザイクデザインを抽象的に解釈したカーペットなど、より大胆な色使いやアートワーク、グラフィックパターンが採用される。ザ・リビングルームについては、現在の建築構造を維持しつつ、新しい家具や仕上げが施される見通しだ。
今回のタワー改装は、ボルガタが2027年まで継続する施設全体の資本プログラムの一部となっている。
ボルガタは昨年、アトランティックシティにある9つのカジノの中で最大のギャンブル収益を記録し、前年比8.5%増となる8億ドル(約1,238億4,000万円)以上を売り上げた。2026年上半期においても、同市内のカジノで最高となる1億ドル(約154億8,000万円)近い営業総利益を計上している。
この記事にコメントする(1人1件まで)