- テキサス州、資金洗浄事件を取り下げも押収金200万ドル(約3億円)は保持
- 当局、ポーカークラブがテキサス州の賭博法に違反したと主張
- ザ・ロッジが無期限休業し、プレーヤーへの未払いが発生
テキサス州当局は、州最大のポーカールームであるオースティンのザ・ロッジカード・クラブに対する資金洗浄捜査を、もはや追及していない。だが、同店が州の賭博法に違反した可能性は依然あるとみている。
4月8日にウィリアムソン郡の第480司法地区裁判所へ提出された捜索差押令状は、刑事訴追がまだない中でも、押収資産約200万ドル(約3億円)を保持する理由を当局が示している。
裁判資料によると、ザ・ロッジは3月10日の家宅捜索時、テキサス州刑法第47.03条と第47.04条に違反していた。 同条項は、賭博の助長と維持を禁じている。 この捜索は、テキサス州アルコール飲料委員会(TABC)の金融犯罪課が実施した。
これまでに逮捕者は出ておらず、捜査は継続している。 令状は、同クラブに対し違法賭博容疑がなお起訴される可能性を示している。 同クラブは著名ポーカープレーヤーのダグ・ポークが一部所有し、家宅捜索以来、閉鎖されたままだ。
3月10日朝に同クラブにいたプレーヤーらは、法執行当局が建物に入り、帰宅するよう命じたと報告した。チップの換金は認められなかった。
ポークは後に、家宅捜索を「魔女狩り」とソーシャルメディアで表現した。 また、プレーヤーには払い戻しを行うと口頭で保証している。
法の抜け穴か
歴史的に、合法的なテキサス・ホールデムの会場は、メキシコ国境近くのキカプー保留地にほぼ限られていた。 しかし、ここ数年でオースティン、ダラス、ヒューストンといった主要都市にポーカークラブが急増した。 これらの施設は現在、法的に曖昧な状態で営業している。
テキサス州刑法47.04条は、起訴に対する抗弁を定めている。 それは、行為者がクラブを含む私的な場所で賭博を行い、 誰も個人的な勝ち分以外の経済的利益を受けず、 技能か運の優位を除けば、損失の危険と勝利の機会が 全員で同じだった場合である。
各クラブは、各ポットの一定割合を取っていない私的施設だと主張している。 代わりに、プレーヤーから時間単位の料金を徴収して収益を上げており、 それで州法に適合しているとしている。
経済的利益
しかし、捜索差押令状から明らかなように、ウィリアムソン郡当局はこの見方を共有していない。
申立書は、クラブの所有者が「会員費や席料を徴収し、個人に賭博をさせる」ことで経済的利益を得ていたと主張している。 また、「飲食物、アルコール飲料、商品、ポーカー配信の販売、ポーカートーナメントの開催」でも利益を上げていたとしている。
それは、テキサス州の他のクラブが各地で行っていることと変わらない。少なくとも現時点では、同州のそうした店は営業を続けている。
このビジネスモデルの合法性は、最終的にテキサス州最高裁で争われる可能性がある。 だが当面、ザ・ロッジの見通しは厳しい。 同クラブは3月下旬に従業員を解雇し、「当面の間」休業を続けると述べた。