ニューヨーク・ポスト紙によると、クイーンズのリゾーツ・ワールド(Resorts World)は来週火曜日、ニューヨーク市初となるライブテーブルゲームを備えた本格的なカジノ営業を開始する。同施設はこれまでアクアダクト競馬場(Aqueduct racetrack)の敷地でスロットマシンのみを運営してきたが、今回の動きで提供内容を拡充する。

開業は、ゲンティング(Genting)傘下の同社が12月に交付された州のカジノ免許3件のうち1件を獲得した後に実現する。クイーンズの同施設は既に整備済みであるため、リゾーツ・ワールドは数カ月以内にライブテーブルゲームへ移行できる立場にあった。一方、残る2社の免許保有者は、事業開始までに数年の建設を要する見通しだ。

同社は改装した3階で200台のライブテーブルゲームを提供できるようになる。ラインアップにはブラックジャック、クラップス、バカラ、ルーレットが含まれる。開業式には、クイーンズ出身のラッパーNas(ナズ)、ゲンティング(Genting)会長のKT・リム(KT Lim)、選出された公職者、地域の指導者らが出席する見通しで、ナズはテープカットと記念の初投げにも参加する。

拡張に伴い、スタッフも増強される。リゾーツ・ワールド(Resorts World)は、1,250人の雇用を追加すると発表した。このうち950人はテーブルゲームのディーラーで、大半は先週までの研修を修了した。同施設の現従業員数は2,200人で、夏までに2,700人を超える見込みだ。

ゲンティング・アメリカズ・イースト(Genting Americas East)のロバート・デサルビオ(Robert DeSalvio)社長は次のように述べた。「最終テストが完了すれば、ライブテーブルゲームはクイーンズで、ニューヨーク市の歴史上初めて、ここで開業し稼働を始めます。私たちは、この刺激的な新体験にニューヨーカーの皆さんをお迎えする準備が整っています」

カジノプロジェクトの完成後、リゾーツ・ワールド(Resorts World)は6,000台のスロットマシンと800台のライブテーブルゲームを備える見通しで、これによりゲーミングポジションの総数は10,800に達する。広範な開発計画には、既存のハイアット・リージェンシー(Hyatt Regency)の400室に対し2,000室のホテルも含まれ、さらに7,000席の多目的コンサートホールも計画されている。

他の計画中の追加要素には、12エーカー(約4.9ヘクタール)超の公共緑地、終日営業のスパ、そしてクイーンズのバスケットボール界の人物ケニー・「ザ・ジェット」・スミス(Kenny "The Jet" Smith)にちなんだ名称のスポーツ専用ジェットセンターが中核となるイノベーション・キャンパスが含まれる。リゾーツ・ワールドは2011年以降スロット・パーラーとして運営しており、州の教育制度に対して50億ドル(約7,950億円)の税収を生み出してきた。

他の2件の免許取得者は、市内の別の場所で各自の計画を進めている。1件はメトロポリタン・パーク(Metropolitan Park)で、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)のオーナー、スティーブ・コーエン(Steve Cohen)とハードロック(Hard Rock)が支援しており、フラッシングのシティ・フィールド(Citi Field)近くで計画されている。もう1件はバリーズ(Bally's)で、ホワイトストーン・ブリッジ(Whitestone Bridge)近くのフェリー・ポイント(Ferry Point)で、ドナルド・トランプ前大統領の旧ゴルフコース跡地にカジノを建設する計画であり、この取引によりトランプ・オーガニゼーション(Trump Organization)には1億1,500万ドル(約183億円)が入る見通しである。