ブラジルの議員らは、違法行為を抑制し、同国の規制下にある賭博のエコシステムを拡大する狙いから、アップル(Apple)に対し、自社のプラットフォーム上で認可済みのスポーツ賭博アプリを提供するよう正式に要請した。
要請は、スポーツ賭博市場を調査している下院外部委員会(External Committee of the Chamber of Deputies)が木曜日に送付した書簡を通じて提出された。
この文書は、ブラジル・リーガル(Brazil Legal)の外部委員会(External Commission)を率いるフリオ・ロペス(Julio Lopes)下院議員が署名し、アップル(Apple)のラテンアメリカ政府渉外責任者マリオ・デ・ラ・クルス・サラビア(Mario de La Cruz Sarabia)宛てに送付された。書簡は、同社のオンラインアプリストアへの認可済み賭博商品(licensed betting products)の追加を求めている。
この動きは、グーグル(Google)に関する先行の展開を受けたものだ。同社は2025年6月に、アンドロイド(Android)システム上での賭博アプリの提供を開始した。ブラジル当局と業界関係者は、承認済みアプリへのアクセスを主要なテクノロジー・プラットフォーム各社に対して10カ月以上にわたり求めてきた。議員らは現在、その取り組みを一段と強めている。
外部委員会の評価によれば、ブラジルの利用者は賭けを行う主要な手段としてモバイルアプリを好む傾向があり、これがアプリストアへのアクセスを市場行動を左右する重要な要素にしている。公務員らは、認可済みプラットフォームへのアクセスを拡大することが、利用者を無許可の経路から引き離すために必要だと主張している。
この取り組みは、違法な賭博事業への対処と詐欺の抑制にも向けられている。議員らは、規制市場を強化することが、同業界における組織犯罪の関与を抑えるために不可欠だと強調している。
Lopes氏は書簡の中で、「無許可の提供は州の監督の外で行われており、健全性管理、利用者本人確認、取引監視もないため、犯罪組織による違法行為に特に狙われやすい」と述べた。
同問題についてはさらなる精査が予想されており、下院の通信委員会は来週、同件に関する公聴会を開く予定である。