ネバダ州で事業を展開するBoomer's Sportsbookが同州での拡張を続けている。同社の最高経営責任者(CEO)は、予測市場が州内のスポーツベッティング業界に与えている悪影響にも言及した。

ネバダ州ゲーミング委員会は、州ゲーミング管理委員会(Gaming Control Board)の勧告を受け、月内にBoomer'sの新店舗2カ所を承認する見通しだ。州内で唯一の独立系ブックメーカーであるBoomer'sは、ヘンダーソン中心部のウォーターストリートにあるThe Pass Casino内で、レース&スポーツブックを4月2日に開業する。同所はかつてCirca Sportsのスポーツブックだった。同管理委員会はまた、北ネバダ州スパークスのSierra Sid'sで4月27〜28日にスポーツブックを開業する件についても承認を勧告した。

ヘンダーソン開業は、州全域で拡張を続けるBoomer'sにとってネバダ州内9カ所目の拠点となる。北ラスベガスのClub Fortuneは再開に至っていない一方、ファロンのStockman's Casinoのスポーツブックは5月1日に開業する。

ヘンダーソンでのグランドオープン・テープカット式は、4月24日午後3時に予定されている。有人運営で、面積は600平方フィート(約56平方メートル)を超える規模となる。

「ヘンダーソンは地域社会に根付いた素晴らしいスポーツ文化を持つ街だ」と、Boomer's Sportsbookのジョー・アッシャー社長兼CEOは述べた。「(カジノオーナーの)ジョー・デシモネ氏とThe Passのチームと組み、地元住民に、手軽に賭けができて、モバイル口座も簡単に開設できる場を提供できることを楽しみにしている。以降は、Boomer'sモバイルアプリを使えばネバダ州内のどこからでもオッズ確認と賭けが可能となる」

アッシャー氏はゲーミング管理委員会の場で、競合より低い価格設定など同社の強みをアピールした。新規顧客向けの登録特典は、最大250ドル相当のボーナスベットを入金額にマッチさせる方式。新たなプロモーションはホームランに焦点を当て、ゴールデンナイツ関連の特別ベットも用意する。

アッシャー氏は、昨年8月に初店舗を開業して以降の事業進捗を同委員会に報告した。フットボールシーズン開幕までにスポーツブック18カ所の開業を目指すとし、先週も別のカジノ2カ所と契約を結んだことで、規制当局への申請を含めると合計20カ所に上ると説明した。

「B2B水準では、当社と取引することを歓迎する先が多い」とアッシャー氏は述べた。「顧客に当社で賭けてもらい、登録してもらってきた。一つずつ積み上げる作業だ。そして顧客として維持しなければならない。当社のチームはその点でもよくやっている」

管理委員会のマイク・ドレッツァー委員長はアッシャー氏に、Kalshiなどの予測市場がBoomer'sの事業にどのような影響を与えているかを尋ねた。

アッシャー氏は、ネバダ州でそれらの運営事業者にどれだけの取引が流れているかを測る方法はないとしつつ、「広い意味では影響があるはずだ。そうでなければこの規模の取引があったはずだという裏付けデータはないが、当然、当社から見れば規制外で違法な市場であるところに、本来は認可された合法のスポーツブックに行っていたはずの一部の人々を奪っている」と述べた。

Sierra Sid'sは1971年に開業し、州間高速80号線(I-80)沿いに位置するため、地元住民にも通過客にもアクセスしやすい立地にある。かつてはWilliam Hillが運営していた。同スポーツブックは有人運営でキオスク端末2台を備え、規制当局承認のBoomer's店舗として12カ所目となる。

アッシャー氏は、Boomer'sがまだ進出していない州内の他地域にも触れた。一部のスポーツブックは管理委員会の審査待ちだ。同氏はラフリンやイーリーにも進出したいとしつつ、全体として着実に前進していると述べた。

「当社には地図があり、新たな拠点を開業するたびにその街の名前に旗を立てている。地図上の旗が着実に増えつつある」とアッシャー氏は述べた。

Sierra Sid'sのオーナー、マーシー・バーバ氏は、Boomer'sとの提携進展を歓迎し、現行のスポーツブックでは需要を満たせていないと説明。計画では同スポーツブックの改装に加え、他の改修工事も実施する見込みだ。