この記事の要点

  • PolymarketはサッカークラブのS.S.ラツィオと2200万ドルのユニフォーム胸スポンサー契約を締結した。
  • イタリアの税関・専売庁はPolymarketをブラックリストに指定しており、国内では違法賭博とみなされている。
  • イタリアでは2018年の尊厳令によりギャンブル広告が禁止されているため、公式声明では予測市場に言及していない。

概要

暗号資産を基盤とする予測市場プラットフォームのPolymarketは、イタリアのサッカークラブであるS.S.ラツィオと2,200万米ドル規模のユニフォーム胸スポンサー契約を締結した。予測市場プラットフォームがプロスポーツチームをスポンサードするのは今回が初めてとなる。契約は即日発効し、選手たちのユニフォームにはPolymarketのロゴが掲出されている。

しかし、イタリア国内においてPolymarketのプラットフォームは利用できない状態にある。イタリアの税関・専売庁(ADM)は2025年10月に同サイトをブラックリストに指定しており、規制当局は予測市場を無許可の違法ギャンブルとみなしている。さらに、イタリアでは2018年の「尊厳令」により現金賞金を伴うギャンブルゲームの広告やスポンサーシップが全面的に禁止されている。

こうした背景から、Polymarket側の公式声明では予測市場についての言及を避け、チームの「公式ファンインテリジェンス・デジタルインサイトパートナー」と位置付けている。運営企業側は予測市場を金融取引プラットフォームだと主張しているが、イタリアサッカーが持つ世界的な露出度を活用する狙いがある。イタリア政府がギャンブル広告規制の見直しを検討する中、サッカークラブ側は利用可能な抜け道を模索している。

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