マカオの第1四半期のゲーム業界全体の利払い・税引き・減価償却・償却前利益(EBITDA)は、前年比7%から8%増となった可能性がある。

同期間のマカオのカジノ総収入(GGR)は14.3%増となり、EBITDAを下支えした。

CLSAのアナリスト、ジェフリー・キアン氏はメモで、「マカオのゲーム業界の第1四半期のセクター報告EBITDAは、ゲーム収入が14%増となったことを受け、前年同期比7%増の20億6700万米ドルになるとみている」と述べた。

シティグループは、マカオの第1四半期のカジノGGRが658億7000万パタカと指摘されている。

第1四半期のGGRとEBITDAの増加は、投資家に対し、地政学的緊張や経済の不確実性が続く中でも同様の状況が見られた。

それでも、シティのアナリストは、第1四半期のマカオ業界のEBITDA拡大がGGRの伸びを下回ったのは、「VIPとマスのGGR構成があまり好ましくなかったためだ」と指摘した。

シティは、「一部のカジノはVIPのホールド率が悪化した可能性もあり、それが利益率を圧迫した」と述べた。

同社はさらに、「とはいえ、業界のEBITDAマージンは約27%と、まずまずの水準を維持するとみている。これは、プレーヤーへの再投資がなお妥当であることを示す」と付け加えた。

CLSAは、マカオ業界の第1四半期EBITDAマージンを25.3%と推計した。

CLSAのキアン氏は、2025年第4四半期に一部の一時的な営業費用があっても、利益率はなお圧迫される可能性が高いと示唆した。 継続するプレミアム主導のゲーム収入は、再投資への支出を要するためである。

CLSAのアナリストはさらに、「この[第1]四半期のVIPの勝率は、通常の約3.0~3.3%を上回る可能性は低い」と付け加えた。

マカオの6つのカジノ運営会社のうち、サンズ・チャイナが第1四半期のEBITDAで最も大きな前年同期比改善を示した。シティグループとCLSAの各メモによるものだ。

シティは、サンズ・チャイナのEBITDA増加は20%増の6億4,300万米ドルだった可能性があると述べた。 「第1四半期は市場シェアを前四半期比で伸ばし、ロンドナー・グランドが2025年1~3月期に全面開業していなかったため、比較対象も相対的に容易だったことを反映している」と付け加えた。

サンズ・チャイナの発表によると、同社のロンドナー・マカオカジノリゾートにあるホテル施設ロンドナー・グランドは、客室数2,405室を擁する。 同施設はリゾート改装後、2024年9月から段階的に開業し、2025年第2四半期まで続く予定である。

シティのアナリストらも次のように指摘した。「SJM・ホールディングスは、第1四半期に最も低調な業績となる運営会社になるとみている。EBITDAは前年同期比6%減の9億300万香港ドル〔1億1,530万米ドル〕になる見通しだ。」

CLSAの推計によると、サンズ・チャイナは第1四半期のマカオ市場EBITDAで30.5%と最大シェアを占めたとみられる。

CLSAはまた、サンズ・チャイナのマカオ市場における第1四半期EBITDAシェアが前四半期比で2.2ポイント上昇したとみている。これは同業他社の中で最も大きな改善である。

サンズ・チャイナは、米国拠点のラスベガスサンズ・コープの傘下企業である。同社はシンガポールのカジノ事業、マリーナ・ベイサンズも展開している。