• 高等法院、デズモンドの13億ポンド(約2,470億円)のナショナル・ロッタリー請求を棄却
  • 判事、「言い訳の余地がない」誤りと変わる法的主張を批判
  • デズモンドの異議にもかかわらず、オールウィンの免許決定を適法と支持

ロンドン高等法院の判事は、メディア王リチャード・デズモンドが英国賭博委員会(UKGC)に対して起こした13億ポンド(約2,470億円)(17億7000万米ドル)の損害賠償請求を退けた。

74歳の億万長者は2022年、規制当局を提訴した。 ナショナル・ロッタリー契約をオールウィンに与えた決定には、「明白な誤り」があったと主張した。

彼は、UKGCがオールウィンに不適切な助言を与えたと主張した。 また、事後に規則を変更し、契約条件が後に修正された際も、再選考を拒んだと述べた。 これに対し、UKGCはこうした主張を否定し、手続きを「公正で堅牢」と説明している。

「許しがたい不備」

デズモンドは、失敗に終わった入札に1,750万ポンド(約33億円)(2,400万米ドル)を費やしたと述べた。 同氏は「ザ・ニュー・ロッタリー」と名付けていたが、将来の逸失利益として最大13億ポンド(約2,470億円)を求めた。

ナショナル・ロッタリーのライセンスは、英国最大級の公共契約の1つである。 10年間で推定800億ポンド(約15.2兆円)(1,090億米ドル)相当だ。 デズモンドが落札していれば、損害賠償は最終的に善事向けのナショナル・ロッタリー基金から支払われていたはずである。

金曜日の判決で、スミス判事は原告側の主張を一貫性がなく、 対応も不十分だったと批判した。 同判事は、「弁解の余地がない」不備があったと指摘している。 その結果、他の当事者は、後に取り下げられた争点への対応で、 「多大な時間を無駄にした」と述べた。

「原告らは、手続き上の請求で、委員会に明白な誤りがあったとする主張を立証できなかった」と同判事は記した。 さらに、前のライセンス保有者であるキャメロット(Camelot)やオールウィン(Allwyn)を、入札手続きから排除すべきだったことも示せなかったと付け加えた。

手続きは「適法な結論に達した」と、同判事は結論づけた。

リチャード・デズモンド氏の13億ポンド(約2,470億円)宝くじ訴訟、ロンドン高等法院が棄却

デズモンド氏は2024年12月、UKGCからの和解案を拒否した。ガーディアンによると、最大で1,000万ポンド(約19億円)(1,400万米ドル)相当だった可能性がある。

規制当局は、カメロットからオールウィンへの宝くじ管理移管の遅れを避けるため、和解を急いでいた。 法的手続きが移行を妨げ、慈善・地域事業向け資金に影響していたと、UKGCは伝えている。

デズモンドは、オーケー!マガジンを創刊した。デイリー・エクスプレス紙と英国のチャンネル5も所有していた。さらに、アジアン・ベイブズ誌など多数のポルノ誌も保有していた。

同氏は広報担当者を通じ、控訴する意向だと述べた。 「相手が勝ち、われわれは負けた。控訴する。まだ終わっていない」と、同担当者は語った。